旬をたいせつにするトスカーナのマエストロ
Chef & Maestro Gianluca

窓からは葡萄畑を渡る風が入ってくる、イタリア、ルッカの小さな山にあるリストランテの厨房。この厨房が、私の「食取材」の原点ともいえる場所です。
ここを訪れる前から、食を巡る仕事はしていましたが、ここに毎日、1週間近く貼り付いたのは、もう十数年前のこと。クレジットカード誌のイタリア特集の仕事でした。はさみを持って厨房を出ると、すぐ隣の草っぱらに行ってミントやパセリを摘み、それをすぐに料理に使うという「ぜいたく」さでした。
残念ながらこのリストランテは、もう別のシェフのものになっているのですが、この時のオーナーシェフが、今はルッカで料理学校長をしている、Gianluca Pardini(ジャンルーカ・パルディーニ)氏です。
取材で出会ってから友人になり、「パスタ手打ち道」では、手打ちパスタをたくさん、「ルッカの幸せな料理から」では、ハーブを使った料理を、作っていただきました。
今は校長先生シェフとして、教える立場で、美味を創り続けています。旬を大切にし、「季節外」の食材を使うことをにしないのがジャンルーカの料理哲学。地元ルッカや、トスカーナ州の食材を使うことも大切にしています。ひと皿ひと皿に季節感が出て、いつ味わっても新鮮。繊細で、でもエネルギッシュでもあって、イタリア料理の粋。

この学校は、ルッカ郊外の静かな場所にあります。料理人向けの長期コースのみならず、日本人、アメリカ人など外国人向けの短期のコースもいろいろ出来ているようです。
http://www.italiancuisine.it/index.htm